スピリチュアルなことは確かにある。だが言葉で説明できないのだ。「論理哲学論考」(ヴィトゲンシュタイン)から
こんにちは!
今回の本は「論理哲学論考」
またマニアックな本の話です。
根拠はなくてもスピリチュアルなことは確かにある。
そういったお話になります。
作者は言語哲学者の天才
”ルートヴィヒ・ウィトゲンシュタイン” 。
以前のブログで紹介した「哲学入門」の作者バートランド・ラッセルの弟子にあたります。
(記事参照「学びは人生の楽しみ」→クリック)
ウィトゲンシュタインがあまりにも天才だったので、
ラッセルはその才能に嫉妬してたらしいです。
「論理哲学論考」は、
この世の成り立ちを超論理的に解明しようとしたものです。
この本、
わたしには内容はまったく理解できませんでした…
それでもこの本を取り上げたのは。
超現実的な論理哲学なのに、
最終的にスピリチュアルを肯定して終わるからです。
わたしは医療業界でトレーニングを受けてきましたでの、
スピリチュアルに関しても、まずは論理的な根拠を求めようとします。
(参照記事「スピリチュアルケアへの目覚め」→クリック)
なのにこの本は、論理的に説明できなくても肯定している。
そこが面白かったのでした。
最後の部分を超意訳します。
「”倫理”や”魂”や”神秘”の部分については、確かにそれはある。
しかしそれは言葉では言い現せないもの。それが言葉の限界。」
そしてこう締めくくります。
「語りえぬものについては、沈黙しなければならない」(有名な一文らしいです)
言葉では説明できないから、
それが言葉の限界という意味でもあるらしいです。
この本は、
わたしがスピリチュアルな分野に入っていくにあたって、
ガイドレールのような役割をしてくれています。
スピリチュアルに妄信的にのめり込んではいけない。
しかし言葉で説明できないものは存在すると。
今回はここまでで!
最後までお読みいただきありがとうございます!
みなさんに幸せが届きますように!
感謝!