断食護摩修行を行ってきました

3月18日から20日まで、京都綾部の山中で断食護摩修行を行ってきました。

3日の間、水と食を断ちながら、全7座の護摩修行を行います。

お寺ではなく、山中に建てたネイティブアメリカンの居住テントのティピの中に祭壇を設けて護摩を行います。

初日は土砂降りのなかティピ建ての作業を行いました。

断食中ですが普通に体力仕事もします。

山の中で自然とともにすごし、自分と向き合うスローな時間をすごしながら修行を満行することができました。

断食明けは、まずは水を飲み渇きをいやします。

そして断食明け食のキャベツと梅湯を食して宿便も快調に出ました。

雨の続く断食でしたので喉の渇きはほとんどありませんでした。

そのかわり空腹感が強かった。

しかしそれも2日目の午後に入ってからは気にならなくなりました。

初日からずっと雨だったのが、護摩行のすべての座が終わった瞬間に晴れるという奇跡。

しかしネイティブ・アメリカンでは、奇跡のようなタイミングで虹が出たり、イーグルが飛んできたりしても、「それはよくあること」と言って動じないそうです。

〔断食護摩修行のふりかえり〕

わたしは2月に入ったくらいから、サロンを良く見せないと、自分を良く見せなければと思うあまり、エゴがとめどなく強くなってどうしようもない感覚でした。

断食をすることで、まず自分のあらゆるセンサーが研ぎ澄まされて行きました。

護摩修行の炎からは、癒しの根源を感じたような感覚がありました。

最終日には、呼吸が全身を滞りなく通るようになっていました。

気がつけば、心も身体も何もかもすっかり軽くなっていました。

心も身体もスピリットも整った感覚です。

わたしたちは日常生活でいろんな出来事があり、その中を生きていきます。

そのような中で自分が乱れて行くのは仕方のないことなのだと思います。

だからいろんな国の文化の中に、自分を整え、つながりを取り戻すための断食と祈りのセレモニーが受けつがれてきたのだと思います。

食という命の恵みを断ち、あらゆるものに感謝を捧げる。

そしてそれが自分のため人のためになっていく。

そんな有り難い時間をすごすことができました。

最後までお読みいただきありがとうございます!

みなさまに幸せが届きますように!

すべてのことに感謝!

最後の座が終了
護摩行の間、不動明王真言を唱え続けます
最後の座が終わった瞬間に晴れるこの奇跡
祈願札には自他円融と書いてもらいました
土砂降りのティピ建て。竹を採ってきて切り出して支柱にします。
こうするとばらけなくなりしっかりと立ちます。
おニューのテント。そして土砂降り。

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