「つながり」【淡路島スウェットロッジ】
「つながり」【淡路島スウェットロッジ】
昨日は淡路島でのスウェットロッジセレモニーへ参加してきた。
毎月、自然を感じながら、深く祈りを行える環境があることが有り難い。
ネイティブアメリカンの文化に触れたことがある人には、日本で毎月スウェットロッジが行われている場所があるなんてうらやましいと思われるかも知れない。
スウェットロッジは、地球や自然、宇宙に感謝をし、生きるていることに感謝の祈りをするための、ネイティブ・アメリカンたちが三万年以上前から行ってきたセレモニーだ。文明などないはるか太古の人間たちが、過酷な環境で生き、そこで子孫を残していくための手段が祈りであったのだろうと思う。
今風に言えば心の健康を保つためと言えるだろう。さらには現代人の忘れてしまった、”魂”を健康に保つためのものなのかも知れない。心の健康は身体の健康でもある。その心と身体の健康の根源は魂である。
灼熱となるスウェットロッジの中では、人間の意識が朦朧として、無意識というものが姿を顕わし、むき出しになってくるような感覚がしてくる。
その状態で感謝の祈りを捧げるとき、魂からの言葉が出るような感じがする。自分でも、なんでこんなことを言っているのだという気持ちになったりする。その言葉によってさらに感謝の気持ちが深まっていくような気がしてくる。
ネイティブ・アメリカンでは、「感謝をするところに良いスピリットが降りてくる」と伝えられている。無意識に近い状態で感謝をしていると、まさしくそんな感じがしてくる。そしてなにかとつながると言った感覚につつまれていく。
この「つながる」という体験は、スウェットロッジに入る多くの人からも、同様な感覚がすると聞こえてくる。
ネイティブ・アメリカンでは、「癒しとはつながりを取り戻すこと」と教えられている。
もしかしたら、良いスピリットとつながっているのかも知れない。そしてスピリットはすべての世界、あらゆる世界とつながっている。つまりこのつながりはワンネスを感じているのかも知れず、それが癒しなのだと思う。
スウェットロッジは、入るたびに新たな気づきと、さらなる気づきの深まりを感じる。この気づきは自分の中で留めておくものではなく、循環のなかに入れていくということも大切なのだろうと感じたりする。なぜならこの世界はワンネスだから。
現代の日本人には”祈り”というものに抵抗があるのだろうと思う。祈りを難しくイメージしてるのかも知れない。
祈りは感謝であり、とてもシンプルだ。ただ謙虚な気持ちは必要だろう。あと好奇心もあった方が良いと思う。深い祈りによって、不思議と感じるできごとがたくさん起きるだろうから。この好奇心を満たすためにも、スウェットロッジにぜひいっしょにどうかと呼びかけたいと思う。
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