「苦しむ幸せ」【淡路島八月月例スエットロッジ】

「苦しむ幸せ」【淡路島八月月例スエットロッジ】

先日は淡路島での月例スエットロッジへ参加してきた。
スマホの熱中症警戒アラートが連呼されるなか、太陽と地球の熱となったエネルギーを存分に浴び、生まれ変わりのセレモニーの時間をすごした。

人生にはいろんなタイミングがある。
そのときに準備ができていれば、波にのるように自己実現というものへと近づいていくのだと思う。

私は人生において怠慢である。
いろんなタイミングが来ても、準備ができていないときばかりだった気がする。
怠慢をなんとかしようと自己啓発本を読みあさったが、私の怠慢の前では焼け石に水のように一瞬で蒸発し効果を失う。
しかしそのような私にもいま、準備が整った状況で人生のタイミングが来ているようだ。
三ヶ月ほど前から、私に気づきを与えてくれる人たちがあらわれた。
その人たちの言葉は私にとってどれも厳しく感じ、苦しいような感覚もあった。
だが魂に沁みていくような感覚があった。
人生につっかえていたなにかの正体がわかったような気がした。

スエットロッジは生まれ変わりのセレモニーとも言われる。
生まれなおすためには、もういちど産道を通らねばならない。
お産で赤子が産道を通るとき、母だけでなく赤子も大きな苦しみを感じているという。
スエットロッジにても、多くの人は強大な熱エネルギーによって苦しみのようなものを感じる。
つまりもういちど赤子となって産道を通り、生まれ変わるお産なのである。

今回のスエットロッジも、酷暑のなかでもあり、真っ赤に焼けた石の強烈なエネルギーが凄まじく、肉体的にはずいぶん苦しんだ。
しかし今までのスエットロッジでかつてないほど生まれる喜びのようなものを感じた。
それが魂に沁みた気づきとかさなり、ほんとうに生まれ変わったような感覚となった。
どうやら苦しみは悪いものではないらしい。

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