誰かに手を差し伸べる、その前に読んでおくこと

誰かに手を差し伸べたい。

誰かの相談に乗りたい。

あなたが愛する人や気になっている人たち、そのような人がおられると思います。

誰かのために何かをすることは、とても尊いですね。

さらにはその行動は、その人のためだけでなく自分自身のためにもなっていきます。

この世界は持ちつ持たれつでつながっていて、世のため人のための行動は自分のためにもなっていきます。

それは物品や金品のお礼などではなく、もっと大きな力でかえってきます。

それはあなたにとって、深い幸せとなってかえってきます。

誰かに手を差し伸べる、そんな思いで行動をする。

それは尊い行動です。

しかしその前に気をつけておくことがあります。

ここに気をつけておかないと、かえって相手を追いつめたり、苦しめたりしてしまうかもしれません。

《誰かに手を差し伸べる前に気をつけておくこと》

①自分を愛していること

一番の身近である自分自身を愛することができない人に、他を本当に愛することはできないでしょう。

②相手を愛すること

相手を愛すること、それだけでもう手を差し伸べています。

愛とは真の利他心です。

③自分のエゴと向き合っていること

自分のエゴに気づいてなければ、実は相手へのエゴの押しつけになっているかも知れないことに気づかないでしょう。

知らず知らずのうちに「あなたのためにしてあげている」という上から目線の感覚になります。

それは、自分の価値観の押しつけ、感情や優越感などの吐け口にしているかも知れません。

そして「あれだけしてあげたのに」という気持ちになるでしょう。

④この世界は持ちつ持たれつなんだということと向き合っていること

この世界は完全な相互依存で成り立っています。

持つだけ、持たれるだけは単なる依存状態となり、自立から遠ざけてしまいます。

実を渡すのではなく、種の育てかたを伝えることが大切です。

相手のお世話をするのではなく、ともに歩むという感性が大切です。

⑤相手を尊重する

自分には自分の意志があり、相手にも相手の意志があることを理解しておきます。

あなたにとっての良いことは、相手にとっての良いこととは限りません。

「わたしも良いけど、あなたも良いね」

そのような感性で向き合うことが大切です。

⑥タイミングを大切にすること

ものごとにはタイミングがあります。

どんなに良いと思っている話でも、相手が求めていないならそのタイミングではないと言うことです。

それを押してまで行動することは、あなたの感情や優越感、利害などのエゴが潜んでいるのかも知れません。

タイミングを大切にして日々過ごしていると、本当のタイミングはだんだんと見えてくるようになります。

⑦相手のありのままを見つめること

ただただありのままの事実、つまり真実を見ます。

事実のとらえかたは人それぞれです。

自分の感情バイアスや価値観バイアスが入ると本当の真実は見えなくなります。

⑧いつも自分を整えておく

自分の心と身体と魂をいつも整えておきます。

瞑想や運動など、自分を整えるための方法を学び、持っておきます。

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誰かのために手を差し伸べる。

そのためにはこのようなことに向き合っておくことがとても大切だとわたしは思っています。

そう言ったことを踏まえると、ただただありのままの相手と向き合い、その話をありのままに聞くだけのことが、究極の手を差し伸べる行動なのだとわたしは思っています。

ただただ聞くだけ。

否定も肯定もせず。

ありのままに聞く。

それだけで大きく心が安らかになります。

自分が乱れているとありのままには話が聞けなくなります。

そして、自分で気づかないエゴや価値観の押しつけ、感情や優越感の吐け口となっていきます。

そうしたことにならないために、自分と向き合い、エゴと向き合い、自分を愛し、持ちつ持たれつと向き合い、他を愛することと向き合い、そしていつも自分を整えておきます。

それは自分自身の幸せにつながっていくのです。

もうすでにここから、人のためが自分のためになっています。

誰かのために手を差し伸べる。

それは相手のためになり、自分のためにもなります。

最後までお読みいただきありがとうございます!

みなさまに幸せが届きますように!

あらゆることがらに感謝!

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